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八経ヶ岳 [よもやま話]

 なにごとでもトップの称号は有り難がるものです。山の標高も同じで、日本一は富士山しか名乗ることはできませんが、××の最高峰という言い方なら、範囲をコントロールすることで融通が利くというもの。そこでキャッチコピーになりそうな文言があれば、京都府の最高峰だの近畿の最高峰だのが注目されるわけです。

 奥駈の話ですが、大峰山脈の主峰というと、やはり大峯山寺を擁する山上ヶ岳です。でも単純に数値だけで比較すると、八経ヶ岳の方が高くなっています。日本百名山という文人道楽のリストがありますが、あれで大峰では山上ヶ岳ではなく八経ヶ岳を選んでいるのは、山の格を見ずに標高だけを比較した結果でしょう。深田久弥の目線が中部・関東にばかりむいていて関西や中国九州がないがしろにされているというのは、昔からある深田批判ですが、大峰を取り上げるにあたって、山上ヶ岳でなく八経ヶ岳を選んでいるのも、その現れでしょう。

 ちなみに、弥山と八経ヶ岳を比べると、個人的には弥山の方が重みがあるように感じてします。

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八経ヶ岳では騒々しい団体さんが山頂を占拠中でしたので、山名標の斜め写しだけで退避いたしました



この記事に関しては訂正・補足の投稿があります。
http://kyoto-cruse.blog.so-net.ne.jp/2017-08-14
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「京都クルーズ・ザ・プロフェクト」のWEBサイトもご覧ください。
http://kyoto-cruise.sakura.ne.jp/




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