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怪談の季節 [よもやま話]

 某国営放送でも大型特番を組むくらいなので(https://www.nhk.or.jp/kyoto/ikai/form.html)、この季節はその手の話に向いているのでしょう。でも如何せん、私の場合、霊感が極度に弱いのか、個人的な体験談は皆無だったりします。

 先の奥駈でも一人で行者小屋に寝泊まりしていて夜中に不気味な思いをしたりはしましたが(他に誰もいない場所なのにゴトゴト・・・パキッ・・・とかいった物音が聞こえてくるとか←鹿か何かが小屋の外に来ていたのでしょう)、結局なんにも起こらずじまいでした。

 それはさておき、この手の話でポピュラーな類型とされるのは、いないはずの人がいる型(もしくはその逆でいるはずの人がいなくなっている型)ではないでしょうか。旅行先で友人たちと撮った写真に、本来は一緒にくるはずだったのに直前の怪我で参加できなくなった人の姿が後ろに写っていたとか・・・そして帰ってから教えられたのは、その友人は急に傷口が悪化して写真を撮っていたちょうどその頃に・・・。

 要するに、こういう類いの型だったら、いろいろと細部の設定を変えることで再生産もできるように思います。でも再生産ができるのは脚色が介入できる余地が多いからだけでなく、そのことが実際的にありふれているからなのかも知れません。ニュートン力学絶対の目線で捉えているうちは怪談に聞こえていても、事象が1であるとともに同時に0でもあるといったようなことが、誰でも普通に理解できる世の中になると、いま現在の感覚で怪談扱いされているうちのいくつかは日常茶飯事に分類されるようになるのかも知れません。もっともそれが楽しい世の中なのかどうかは知りませんけど・・・


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浴衣の女の人、首が・・・






「京都クルーズ・ザ・プロフェクト」のWEBサイトもご覧ください。
http://kyoto-cruise.sakura.ne.jp/




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