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京都市の最高峰は愛宕山? [よもやま話]

前回の投稿で、地域の最高峰という話題を取り上げましたが、京都府の最高峰は皆子山で問題はありません。でも、京都市の最高峰というと、場合によっては愛宕山だという主張が出てくるケースがあります。

ただ、これは厳密にいうと間違いです。京都府にせよ、京都市にせよ、厳密な境界線を持っている行政区分です。その中でもっとも高いポイントは常に一つに確定されるわけで、皆子山は京都府下の最高峰であると同時に、京都市の最高峰でもあります。かの山は行政区分でいうと左京区に属しているわけですから。

なんとなくの感覚で大原から北は京都市の外の郡部町村部であるかのような認識がまかり通っているのは事実ですが、住所で示すなら左京区大原百井町の山ですので紛れもなく京都市内に属しています。

ちなみに、洛西の愛宕山と双璧をなす洛東の雄といえば比叡山なんですが、比叡山の最高点は京都市域ではなく、滋賀県大津市に属しています。最高点の住所だけで判別するなら比叡山は滋賀の山ということになってしまうわけですね。でも、文化的な背景を語るなら、都の鬼門を守る霊山なんですから云々と、これ以上は言う必要はないでしょう。



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http://kyoto-cruise.sakura.ne.jp/




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八経ヶ岳 [よもやま話]

 なにごとでもトップの称号は有り難がるものです。山の標高も同じで、日本一は富士山しか名乗ることはできませんが、××の最高峰という言い方なら、範囲をコントロールすることで融通が利くというもの。そこでキャッチコピーになりそうな文言があれば、京都府の最高峰だの近畿の最高峰だのが注目されるわけです。

 奥駈の話ですが、大峰山脈の主峰というと、やはり大峯山寺を擁する山上ヶ岳です。でも単純に数値だけで比較すると、八経ヶ岳の方が高くなっています。日本百名山という文人道楽のリストがありますが、あれで大峰では山上ヶ岳ではなく八経ヶ岳を選んでいるのは、山の格を見ずに標高だけを比較した結果でしょう。深田久弥の目線が中部・関東にばかりむいていて関西や中国九州がないがしろにされているというのは、昔からある深田批判ですが、大峰を取り上げるにあたって、山上ヶ岳でなく八経ヶ岳を選んでいるのも、その現れでしょう。

 ちなみに、弥山と八経ヶ岳を比べると、個人的には弥山の方が重みがあるように感じてします。

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八経ヶ岳では騒々しい団体さんが山頂を占拠中でしたので、山名標の斜め写しだけで退避いたしました



この記事に関しては訂正・補足の投稿があります。
http://kyoto-cruse.blog.so-net.ne.jp/2017-08-14
8/15


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天河神社奥宮 [よもやま話]

 奥駈の話は、稲村のあたりで止まっていますが、弥山だの、釈迦ヶ岳だのと続かねばなりません。ということで、弥山のてっぺん、天河神社奥宮の写真ぐらいは貼っておきましょう。

 で、それはさておき、天河神社はUFOと親近性があるって本当なんですか?鞍馬寺に金星からの使者が降り立ったとかいうのと同類の話だったりするんじゃないでしょうか。ま、現実にUFOにお目に掛かることができれば話も変わるのでしょうけど、あまり期待できません。それ以前に今回の奥駈チャレンジでは景色なるものはまったくダメダメモードが続いているわけなんですけど。

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甲子園順延 [よもやま話]

 台風の影響で甲子園の高校野球開幕が順延のようですね。中間の日に雨天順延があるのは珍しくありませんが、開幕式からとは初めてなんじゃないですか?と思ったんですけど、報道によれば4度目だそうです。しかも直近は3年前だったとか。

実は子供の頃は夢中に見ていた高校野球ですが、ここ数年はほとんど見ていないということみたいですね。



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通り一遍に・・・京の七夕 [よもやま話]

祇園祭が終わると、京の七夕なる集客イベントがあって、そのままの勢いでお盆の行事(メインはもちろん五山送り火)へとなだれ込んでいくのが、京都の年中行事暦です。

京の七夕については、最初から集客目的で始まったという経緯もありますので、ここで仰々しく紹介する気にはなれないのですが、そんなどーでもいいことは横に措いといて素直に楽しめばいいんじゃないという割り切りも必要かも知れません。

ともかく、通り一遍の紹介だけでも。
会場・・・定番の「鴨川会場」と「堀川会場」、従来は堀川会場のオマケ的な位置づけだった二条城でのイベントが「二条城会場」として独立、さらに近年加わった「岡崎会場」「北野天満宮・北野紙屋川会場」「梅小路公園会場」
内容・・・基本的にはライトアップイベント。ただし単純に対象にライトを当てるだけではなく、それぞれに趣向を凝らしているので「見る」楽しみはあります。新参の北野天満宮や梅小路公園についてはよく知りませんが、鴨川の風鈴灯などは写真的にも絵になるアイテムです。

各会場へのアクセスや点灯時間など詳しい情報は公式サイトでご確認ください。
http://www.kyoto-tanabata.jp/

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昨年のスナップより(鴨川の風鈴灯)





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怪談の季節 [よもやま話]

 某国営放送でも大型特番を組むくらいなので(https://www.nhk.or.jp/kyoto/ikai/form.html)、この季節はその手の話に向いているのでしょう。でも如何せん、私の場合、霊感が極度に弱いのか、個人的な体験談は皆無だったりします。

 先の奥駈でも一人で行者小屋に寝泊まりしていて夜中に不気味な思いをしたりはしましたが(他に誰もいない場所なのにゴトゴト・・・パキッ・・・とかいった物音が聞こえてくるとか←鹿か何かが小屋の外に来ていたのでしょう)、結局なんにも起こらずじまいでした。

 それはさておき、この手の話でポピュラーな類型とされるのは、いないはずの人がいる型(もしくはその逆でいるはずの人がいなくなっている型)ではないでしょうか。旅行先で友人たちと撮った写真に、本来は一緒にくるはずだったのに直前の怪我で参加できなくなった人の姿が後ろに写っていたとか・・・そして帰ってから教えられたのは、その友人は急に傷口が悪化して写真を撮っていたちょうどその頃に・・・。

 要するに、こういう類いの型だったら、いろいろと細部の設定を変えることで再生産もできるように思います。でも再生産ができるのは脚色が介入できる余地が多いからだけでなく、そのことが実際的にありふれているからなのかも知れません。ニュートン力学絶対の目線で捉えているうちは怪談に聞こえていても、事象が1であるとともに同時に0でもあるといったようなことが、誰でも普通に理解できる世の中になると、いま現在の感覚で怪談扱いされているうちのいくつかは日常茶飯事に分類されるようになるのかも知れません。もっともそれが楽しい世の中なのかどうかは知りませんけど・・・


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浴衣の女の人、首が・・・






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葉月の朔日ですので [よもやま話]

昨日の投稿では「文月の晦日」というタイトルをつけたのですが、正確にいうと「晦日=三十日」であり、さらに厳密を求めるのなら旧暦でいうところの月末三十日の謂いですので、太陽暦の月末、七月の場合は31日とは関係ありません。

と、そんなことぐらいはわかっていますが、それでも言い訳の一つでもしておかないとツッコまれそうもので、ハイ。

それはさておき、本日は葉月の朔日で、京都の某界隈ではなんやらカメラマニアが跋扈する年中行事があるようです。舞妓さん、芸妓さんが挨拶回りで師匠筋を訪れる日ということで、その舞妓さんたちを狙っての人々が花街に押し寄せるとか。私自身、その日には行ったことはないのですが、この8月1日の「八朔」や、12月13日の「事始め」などは、ちょっと興味を持っています。



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